センターニュース
(2021年10月 1日)
脳卒中ケアユニットがスタートします
高度脳卒中センターが開設されて1年が経過しました.24時間体制や脳卒中ホットラインを開始し,救急ナースや放射線技師の協力を得て,救急治療は全国レベルに達しています.救急隊や離島を含めた県内の先生方からのご連絡も増えてきており,脳卒中の患者さんが集中治療室の病床の多くを締めるに至っています. 10月から入院後の治療を強化すべく脳卒中ケアユニットを開始します.脳卒中ケアユニットは脳卒中専門の集中治療室という位置づけで,高度脳卒中センターのメンバーが24時間対応し,専門看護とリハビリテーションにより患者さんの回復を促します.脳卒中診療ガイドライン2021でも脳卒中ケアユニットでの診療が強く推奨され,全国で約150の施設に設置されています.島根大学病院は山陰地方ではじめての脳卒中ケアユニット開設です.3床から暫定的に開始し,2022年4月からは6床で稼働する予定です.脳卒中ケアユニットは高度脳卒中センターの中核となり,多職種が連携した脳卒中診療と人材育成という役割が期待されます.地域の先生方ともに全国レベルの脳卒中診療を目指します.引き続き,どうぞよろしくお願いします.
高度脳卒中センター
教授 林 健太郎
教授 林 健太郎